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iCloud Driveへのアップデート後、iCloudからの同期ファイルの退避

iCloud Driveへアップデートしてしまった後では、iCloud Driveのファイル共有サービスへのMacからのダイレクトなアクセスは基本的にはYosemite搭載マシンからのみとなるようで、10.9 Mavericks以前の環境からは、Safariなどのブラウザ経由で、icloud.comへログインするしか方法はないようです。

iCloudDrive_login

■10.9 Mavericksマシン上での‘~/Library/Mobile Documents’フォルダ

mobileDocFldr

図は、10.9 Mavericksで、一旦‘~/Library/Mobile Documents’フォルダの内容をすべて捨ててからマシンを再起動した後に自動的に作成された新しい‘~/Library/Mobile Documents’フォルダの内容です。起動直後には、‘~/Library/Mobile Documents/com~apple~finder’フォルダのみが生成されているだけで、プレビューほかの純正でiCloud対応のアプリケーションに対応するフォルダは、各アプリケーションの最初の起動時に自動生成されます。

taikichu

次の図は、スクリプトエディタ内から、iCloudに保存されたファイルを開くダイアログです。この“Test.scpt”というファイルは、このダイアログを開く直前に保存したものですが、実は、この“Test.scpt”というファイルはローカルの‘~/Library/Mobile Documents/com~apple~ScriptEditor2/Documents’フォルダ内に保存されてはいますが、iCloudサーバの当該ディレクトリには何もありません。つまり、10.9 Mavericksのオープンダイアログで示されるiCloudのディレクトリはローカルの‘~/Library/Mobile Documents’フォルダ内のディレクトリを参照しているだけで、iCloudサーバとは全く同期してはいないのです。

iCD2

結論として言えば、10.9 Mavericksでは、Safariなどのブラウザ経由でアクセスする以外の方法でiCloudを経由したファイルの取り扱いはできないということになります。
PagesやNumbersなどのアプリケーションで作成したドキュメントも、Webアプリケーションを使用してブラウザ上で作業したものは他のマシンからでもブラウザ経由で共有できますが、ローカルのアプリケーションからはアクセスできません。
ブラウザ以外のローカルのアプリケーション(PagesやNumbersだけでなくFinderも)からiCloudサービスを利用するためには10.10 Yosemiteが必須という、とんでも仕様となった訳です。
(聞き及んだ範囲では、Yosemiteでは‘~/Library/Mobile Documents’フォルダも内部階層を特殊表示してしまうようで、素直な階層表示はしないという話です…)

推測される結果として、Yosemiteがリリースされれば、iOS 8デバイスとYosemiteマシン、Yosemiteマシン同士の間ではiCloud Driveのフォルダ同士で同期が行われそうですが、ネットワーク間にMavericks以前のマシンが混在すると、Mavericks以前のマシンとでは同期ができないということになります。
となれば、Mavericks以前のマシンが混在する環境では、同期したいディレクトリ/ファイルをiCloudから外に出すしかないということで、何処に退避するか検討してみました。

■退避先
現在の私のメインマシンでは、どうしたことか、何度クリーンにしてからの再インストールをしてもDropboxが立ち上がらなくなっているので、最有力候補のDropboxは対象外となります。

・SugarSync
これも原因不明ですが、ログイン時に正常に起動しないことが多く、私の環境では対象にできません。
・Yahoo Box
サーバとローカルマシン間での同期といった動作ではなく、単なるストレージという正確のものなので対象外です。Mac固有のバンドルパッケージ形式はそのままディレクトリ扱いとなりますし、ファイル名に使えないキャラクタが別途なので、Macでは使えても、リネームしないと転送できないアイテムがでてくるケースが結構あります。
・OneDrive
悪くはないのですが、Mac晩のクライアントが、ログイン時にアクセスエラーを起こしたり、その都度アカウント入力を求められたりするので、優先順位は低いです。
やはり、転送時にリネームが必要なケースがあります。
・Box<https://www.box.net/ja_JP/home/>
これで上手く行かないと、実は他に候補がなかったりするのですが…
有り難いことに、上手く行きました。

今回は上記のテストくらいしかしなかったのですが、Boxの感心したところは、Dropboxとほぼ同等の拡張子対応をしているところで、「.pkg」を始めとして「.app」「.workflow」などのバンドルパッケージまで単なるディレクトリとしてではなく単一ファイル扱いで転送/同期してくれることです。
OS X以外のサーバOSで運用されているストレージにMac固有のバンドルパッケージ形式がそのまま通用するというのは有り難いものです。

▪️追補 – 14.09.30
知人の所で、Yosemite DP 8版の動作を見てきました。
iCloud Driveを利用してのファイル同期もほぼ同じような手法でできるようです。ただ、同期されるディレクトリが異なるので、設定の変更が必要となる模様です。(現状のiClouDrive.appでの設定は無効となりますので、Yosemite対応版がいずれは出るのではないでしょうか…)

iCloudから同期ファイルを退避させる

このブログ内で“iCloud”をキーワードに検索すれば<https://dodastrand.wordpress.com/?s=iCloud&submit=検索>、いくつかのトピックがヒットします。
iClouDrive.app<http://www.zibity.com/icloudrive.html>をきっかけにして、iCloudのディレクトリ同期機能を使って、常用するアプリケーションのツール、AppleScript系のスクリプトやアプリケーション・ワークフローなどを複数のOS Xマシンで同期させていたのですが、数日前から同期機能が止まってしまっていました。
そうです。iOS 8のアップデートがきっかけです。
9/18にiOS 8のアップデートがリリースされ、その際に、やってしまった訳です。iCloud Driveへのアップを。
このiCloud Driveへのアップグレードが意味するものは、英語でのサイトですが、下記が判りやすいでしょう。
・9to5mac.com
<http://9to5mac.com/2014/09/17/developers-warn-ios-8-users-not-to-upgrade-to-icloud-drive-before-os-x-yosemite-release/>
・mashable.com
<http://mashable.com/2014/09/17/icloud-drive-ios-8/>

iCloudからiCloud Driveへのサービスのアップデートに伴い、同期対象やディレクトリ構造などに大きな変更がなされてしまったようです。
いずれにせよ、ローカルの‘~/Library/Mobile Documents’フォルダ内に作られた任意のフォルダの同期は、OS X 10.9x環境のマシン間では、動作しません。

iCD

10.9 Mavericksのシステム環境設定内のiCloudにあるストレージ管理タブ上からも、‘~/Library/Mobile Documents’フォルダ内の任意の名前のディレクトリは消えてしまっています。
iCloud Driveアイコンの「その他の書類」で表示されるアイテムがiCloud Driveで共有できるディレクトリのようですが、iOS 8デバイスかYosemiteマシンからでないとアクセスできません。

■先ずは退避
正式にリリースされたiOS 8上で簡単にiCloud Driveへアップグレードできてしまうこと、そのiCloud DriveがOS X 10.9をサポートしないこと、Yosemiteは未だ正式版ではないことなど、現状の有り様については言いたいことが山ほどありますが、何を言ってももはやせんない事柄となってしまう訳で、さっさと対処策を考えた方が良いようです。
私は、同期対象をiCloud Driveから退避させることにしました。
さて、どのクラウドストレージを使うか。あまり迷う程候補はないのですが…

10.9.4がリリースされた時期から、メインマシンではDropBoxが起動できません。

‘com.apple.launchd.peruser.502[173]: ([0x0-0x6f06f].com.getdropbox.dropbox[1014]) Exited with code: 254’

というログを吐き出すだけで、プロセス自体が起動しないのです。いくつものバージョンを試してみましたが、すべて結果は同じです。もう1台のMavericksマシンでは問題なく動作しているのですが…


ということで、Yosemiteが正式にリリースされれば、またiCloud Driveに同期設定を戻すかも知れませんが、Mavericksでは当面外へ退避ということにした次第です。
多分、‘box’<https://www.box.net/ja_JP/home/>で落ち着くのだろうと思います。

iCloud経由でキーボードショートカットマクロを同期する

iCloud経由でファイルを同期する方法としては、iClouDrive.app<http://www.zibity.com/icloudrive>やiClouDisk.app<https://www.macupdate.com/app/mac/46924/iclouddisk>などがありますが、じつはそんなユーティリティを使わなくても簡単に同期設定できるというのはここ<http://wp.me/p1Cs3W-4S>に書きました。

そして、

・iClouDrive.appを使って、ツールを同期する<http://wp.me/p1Cs3W-34>
・更に、iCloudを経由した環境の同期<http://wp.me/p1Cs3W-3a>

などで、複数のマシン間で環境を同期させようとしてきたのですが、Keyboard Maestro 6にしてからは、キーボードショートカットマクロまで同期することができるようになりました。
アプリケーション内の機能として、ネットワーク経由での同期機能があります。
同期するマクロ設定ファイルの保存先をiCloud経由で同期するように設定したフォルダを指定すればOKです(Dropbox経由という設定もできます)。

KM_networkSync

注意点は、アプリケーションやファイルを参照したりアクティベートするマクロは、それぞれのマシン間のパスが同一でないといけないということです。
OS Xではアプリケーションや書類のデフォルトの置き場所が予約されていますので、ハードディスクの名称とユーザアカウントを同じにしていれば、パスの一致はそう難しいことではありません。
設定してみると、キーボードショートカットマクロを同期するということが如何に便利か、思い知りました。
iKey2では、設定を変更する都度、もう1つのマシンへそれを反映するのが面倒で…。

■現時点での同期設定状況
iCloud以外のクラウドストレージで同期しているファイルはその他にもいくつかありますが、マクロやスクリプト、サービスなどでマシン間の操作性を同期してるのは、現在以下のようになっています。

SyncFolder

■iCloud経由のファイル同期のメリット
iCloud経由のファイル同期のメリットは、OS X で扱われているファイル形式については問題なく同期できるという点があげられます。
この点では、Dropboxも優秀で、殆どのファイル形式であれば問題なく同期してくれますが、その他のクラウドストレージでは、OS Xのアプリケーションバンドル(「.app」)や「.xxxxxx」という名前のバンドルパッケージ形式(「.dmg」や「.img」なども)はそのままクラウドへコピーしてくれないものが多い状況です。まあ、これが世間というものでしょう。

DropBoxやiCloudなどのクラウドストレージに暗号化されたイメージファイルを置いてみる

以前、タイトル通りの内容で自前サーバの方にトピックスを書いたのですが<http://amstudio.sytes.net/users/amstudio/weblog/c3390/DropboxSugarSync.html>、その後、スパースバンドル・ディスクイメージ形式について認識が変わったので再整理しながらここに改めて記しておきます。

■クラウドストレージにスパースバンドル・ディスクイメージ形式のファイルを置く
クラウドストレージ上に素のままのファイルを置くことは剣呑だという感覚は確かにあります。しかし、何らかのツールを使って暗号化したファイルを置くとなると、ファイル単位で復号化→アクセスという手順が必要で、簡便な方法とはいい難くなります。
ファイル単位よりはディレクトリ単位の方がアクセスは簡易になるでしょう。
そこで、パスワード保護されたディスクイメージファイルをクラウドに置くという発想で手順を書いたのが上記のものでした。
これを書いた時点では、FileVaultとそれが利用するスパースバンドル・ディスクイメージ形式のファイルへの信頼は、私の中では地に落ちていましたので、スパースバンドル・ディスクイメージ形式ではなくスパース・ディスクイメージ形式を選択していたのですが、その後、別な理由(FileVaultではなく)でスパースバンドル・ディスクイメージ形式を継続的に使ってみたところ、トラブルもなく半年くらい経過したので、スパースバンドル・ディスクイメージ形式のファイルへの評価を改めることにしました。
(OS X 10.6くらいのスパースバンドル形式の初期の頃のバグに当たってしまっていたようです)
また、クラウドストレージに置いたディスクイメージのサイズが大きくなると、中身を変更するたびに発生する同期アクセスが無視できなくなってきたため、単一ファイルのディスクイメージから、バンドルパッケージ形式のファイルへ変更した方が、変更/更新がセグメント単位となるので同期処理が短時間で済みそうだという計算です。

■スパースバンドル・ディスクイメージ形式
スパースバンドル・ディスクイメージは図のように、ディスクユーティリティ.appを使ってツールバーの「新規イメージ」アイコンをクリックすれば作成できます。

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ここで、キーチェーンへ保存しないことが肝要です。

スパース・ディスクイメージ形式が1ファイルのイメージファイルであるのに対して、スパースバンドル・ディスクイメージ形式はバンドルパッケージとなっていて、図のように、パッケージを開くと「bands」フォルダの中にデータがセグメントで保存されるようになっています。

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これで、スパースバンドル・ディスクイメージファイルをバックアップの対象として指定した場合、Finder上の外観はファイル扱いと同じですが、バックアップツールからはディレクトリとして扱われる(はず)なので、小さな変更や追加については、対応するセグメントファイル単位での同期処理となり、同期処理が高速化されるはずです。

今回の例で4GBのサイズを指定して作ったイメージファイルですが、初期値では38.6MB程度のサイズとなっています。スパース・ディスクは、指定したサイズを上限として、その中にコピーされたファイルに合わせて順次サイズが大きくなって行くのが特徴です(一旦大きくなったものは、中身が削除されても自動的にコンパクト化されることはありません)。

■スパース・ディスクのメンテナンス
スパース・ディスクは単一ファイル形式でもバンドルファイル形式でも、中身の容量に合わせてサイズをコンパクト化することができます。
今回の例では、指定サイズいっぱいまで使っていた状態から、中身を削除して実質1GBくらいまでに整理したとしても、一旦大きくなったサイズは自動的に縮小はしてくれません。
実質サイズに合わせてスパース・ディスクのサイズを調節する方法は、

$ hdiutil compact image

で行います。
ついでに、スパース・ディスクイメージ形式からスパースバンドル・ディスクイメージ形式へファイル形式を変更したい場合は、

$ hdiutil convert -encryption xxxx.sparseimage -format UDSB -o xxxx

とやれば、自動的にファイル名「xxxx.sparsebundle」で変換されます。

iCloudをDropBoxのように使う

e86d7iClouDrive.app<http://www.zibity.com/icloudrive>を使って、iCloud経由でmi.appのツールフォルダやスクリプトメニューのユーザスクリプトフォルダ、TextWrangler.appのスクリプトフフォルダを同期させました。

iClouDrive.appを使ったのは設定が簡単にできたからです。しかし、データの同期にはiClouDrive.appは関与していません。同期を可能とする設定を行っているだけなので、設定終了後はiClouDrive.appはHDD上から削除してもその後の同期には何ら影響はありません。
iCloud経由でのデータ同期は、iClouDrive.appを使わなくてもマニュアルで設定できます。
マニュアルで同期を行うためには、以下の条件が必要です。

  • Apple IDでiCloudにサインインしていること
  • システム環境設定のiCloudで、書類とデータの同期にチェックがされていること

上の2点の条件が満たされていると、‘~/Library/Mobile Documents/’フォルダがあるはずです。
この‘Mobile Documents’フォルダ内に、任意の名前のフォルダを作成すれば、それだけで、同じApple IDでiCloudにサインインしている別なマシンにも、‘~/Library/Mobile Documents/’フォルダ内に同じ名前のフォルダが自動的に作成されるはずです。
ここでは、「SyncFolder」という名前で作成しました。

1

アクセスしやすいように、‘~/Library/Mobile Documents/SyncFolder’のシンボリックリンクをホームディレクトリに作成します。
これで、システム環境設定のiCloudで画面右下の「管理…」ボタンをクリックすれば、ストレージ管理画面で「SyncFolder」が表示され、同期対象となっているのが分かります。

2

これで、「SyncFolder」フォルダをDropBoxと同じように同期に使うことができます。
(とはいえ、DropBoxのような他のユーザとの共有などの機能が使える訳ではなく、あくまで1つApple IDに限定したプライベートな同期です)

iCloudのBookmark同期とは異なったもう一つのBookmark管理方法-2ーWebloc_UrlFile.app

■「.webloc」ファイルから「.url」ファイルへ変換するWebloc_UrlFile.app

e5b5cDropBox内に「.url」ファイルを置いて、異なる環境のマシン間でBookmarkを共有することを目標としたいのですが、「.url」ファイルを直接ブラウザから作る手だてがありません。
そこで、一旦ブラウザで作成した「.webloc」ファイルを「.url」ファイルへ変換することにしました。
Webloc_UrlFile.appです。
Safari、Firefox、Google Chromeいずれのブラウザからの「.webloc」ファイルであっても自動判別して、「.url」ファイルに変換します。ドラッグ&ドロップにも対応していますが、スクリプトメニュー内のFinderスクリプトフォルダ内に入れてお使いください。Finder上で「.webloc」ファイルを選択した状態で、スクリプトメニューからWebloc_UrlFile.appを実行すれば変換します。
複数のファイルを対象にしてもOKです。

■ダウンロード
http://amstudio.sytes.net/amweb/Webloc_UrlFile.iso.zip
※Webloc_UrlFile.appの著作権は放棄いたしませんが、対価は不要です。自己責任で、自由にお使いください。
インターネット上のリンクは、作者への事前/事後の承諾は不要ですので、自由にリンクして下さい。
基本的に、再配布・転載は認めません。

■保証
動作に関する保証はいたしません。また、使用によって生じたと思われるいかなる損害に対しても、作者は一切責任を負い ません。使用は御自身の責任において行なってください。

iCloudのBookmark同期とは異なったもう一つのBookmark管理方法—1

iCloudサービスが始まってから、SafariのBookmark同期は本当に便利です。SafariのBookmark同期サービスが始まる前までの、あの苦労は何だったのかという思うくらいです。同じApple IDでログインしている限り複数のOS Xマシン、iOSデバイス間でSafariのBookmarkが同期されます。
このBookmark同期とiCloudタブを合わせると、これ以上は必要ないのではと思わせるほどですが、なかなか、人の欲望はきりがないものです。
というのは、追加/削除、更新が頻発するBookmark群が発生するのです。短期的なプロジェクトごとのBookmarkや、ウィッシュリスト集などがそれで、頻発する変更作業をSafari上で編集・加工するのは結構面倒。
そこで、気になる商品をWebでピックアップしている裡に思いついたのが、ウェブロケーションファイルを保存する方法です。

■ウェブロケーションファイル
OS XのSafariでウェブロケーションファイルを作るのは簡単です。
Safariで任意のサイトのページを開いた状態で、ウィンドウ丈夫のアドレスバーの左の小さな地球のアイコン(あるいはそのサイトのFavicon)をドラッグして、デスクトップでもその他のディレクトリでもいいので適当な場所へ、その小さなアイコンをドロップすれば「.webloc」という拡張子を持ったウェブロケーションファイルができあがります。この「.webloc」ファイルをダブルクリックすれば、そのサイトがSafariで開きます。
Safariのブックマークメニューやブックマークバーからプルダウンしてサイトを開くよりも直感的でもあります。
また、この「.webloc」ファイルはFinder上で、通常のファイルと同じように管理(検索、移動、並べ替えなど)できるので、1ファイル<->1サイト対応のショートカットとして便利です。
そして、この「.webloc」ファイルをカテゴリごとにフォルダ管理し、そのフォルダをDropboxなどのCloudストレージに置く。こうすれば、複数のマシンからアクセスできるだけでなく、iOSデバイスからも利用できそうです。
ここまで考えて、いろいろと試してみました。

■「.webloc」ファイルは1種類ではない
Safariと同じように、Firefox、Google Chromeでもウェブロケーションファイルは同じような操作で作成できます。拡張子も「.webloc」で同じです。
ところが、SafariとFirefox、Google Chromeで作成される「.webloc」ファイルは、ファイルの構造が違っています。
Safariの作る「.webloc」ファイル

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Firefox、Google Chromeが作る「.webloc」ファイル

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Firefox、Google Chromeが作る「.webloc」ファイルはきれいな(?)xmlファイルですが、Safariの作る「.webloc」ファイルはバイナリ形式のplistファイルで、先頭の文字列‘bplist’がこれを表しているようです。このバイナリ形式のplistファイルは、一般のテキストエディタで開くとコントロールコードを含んだまま開いてplistと同じようには扱えません。
(しかし、TextWrangler.appであればXML形式のplistファイルとみなして開くことができます。編集後、保存の際にはバイナリ形式のplistファイルとして保存することができるようです)

■ウェブロケーションファイルにはもう1種類ある
ややこしいことに、ウェブロケーションファイルにはもう1種類「.url」ファイル形式があります。
この「.url」ファイルはWindows環境と互換性があり、Windowsマシン上で1ファイル1サイト対応のショートカットとして使用できます。
Safariが世に出る前は、Macintoshの標準ブラウザはIEでした。IEで、SafariやFirefox、Google Chromeと同じような操作で作られるウェブロケーションファイルはこの「.url」ファイル形式だったのですが、残念ながら現時点では簡単に作成する方法がありません。
2006年頃には、WeblocMakerという名前のアプリケーションで、URLを入力すればMacintosh/Windowsそれぞれの形式でインターネットロケーションファイルを作成できるものがあったのですが、Intel版が作成されることはなく消えてゆきました。

「.url」ファイルは図のように、単純なテキスト形式で、

618ce
[InternetShortcut]
URL=http://www.google.co.jp/

という記述形式となっています。

■「.webloc」ファイルと「.url」ファイル
「.webloc」ファイル、「.url」ファイルはどちらもOS Xマシン上では同じように動作します。
WindowsマシンとのBookmark同期を考慮すれば、「.url」ファイルを選択するしかありません。
では、「.url」ファイルをどのように作成するのか、ということになるのですが、その前に、Cloudストレージ上に「.webloc」ファイルと「.url」ファイルを置いた場合に、iOSデバイスからのアクセスがどうなるのかいくつかチェックしてみました。

・SugarSync

「.webloc」ファイル、「.url」ファイルともにSugarSync内では単なるファイルの扱いで、その他のアプリケーションで開く、という流れで使うほかないようです。

・SkyDrive

Sugarsyncとほぼ同様ですが、その他のアプリケーションで開くためには1ステップ工程が多く必要になります。

・Norton Zone

期待しているCloudストレージですが、現時点で日本国内のアップルストアからはiOSアプリケーションがダウンロードできない状態なので、チェックできません。

・Yahoo!ボックス

「.webloc」ファイル、「.url」ファイルともに“対応していないフォーマットです。”というダイアログが出るだけで、その他のアプリケーションで開くという選択肢もありません。もうちょっとどうにかなってほしいところです。

・DropBox

さすがの真打ちです。「.webloc」ファイル、「.url」ファイルともに内部のテキストを直接表示します。

「.webloc」ファイルでは、Safariのもの、Firefox、Google Chromeのものどちらもテキストエディタで開いた状態に表示しますが、リンク機能としては、両者とも文字列の末尾にゴミがつきやすく、そのままではリンクエラーを起こしてしまうケースが多発します。
「.url」ファイルでは、問題なくリンクが機能します。

結論として、DropBox内に「.url」ファイルを置けば、OS Xマシン、Windowsマシン、iOSデバイスいずれの環境からでも同じBookmarkが使えるということになります。

更に、iCloudを経由した環境の同期

e86d7iClouDrive.appを使って、mi.appのツールフォルダをもう一つのマシンと同期させましたが、同じ手法で、スクリプトメニューのユーザスクリプトフォルダ、TextWrangler.appのスクリプトフフォルダを同期させました。

66398

iClouDriveフォルダの本体は、‘~/Library/Mobile\ Documents/iClouDrive’にあり、アクセスしやすいようにシンボリックリンクがホームディレクトリにあります。
スクリプトメニューのユーザスクリプトフォルダの置き場所‘~/Library’にはシンボリックリンクで‘Scripts’フォルダを置き、TextWrangler.appのスクリプトフフォルダは、‘~/Library/Application\ Support/TextWrangler/Scripts’の中に‘TextWrangler_Script’のシンボリックリンクを置きました。

■iClouDriveを使うメリット

  • iCloud経由ですので、Macintoshで扱えるファイル名であれば同期時に制限を受けない
  • 他のクラウドストレージと比べても、小さいファイルでは同期が速い

という点がiClouDrivを使うメリットとしてあげられます。予想以上にレスポンスはいいです。

ユーザスクリプトフォルダの同期では、システム環境変数に関わる系統のスクリプト/アプリケーションでは誤動作が発生しますし、パスワードやユーザ名を保持するタイプのものも誤動作を起こしやすいでしょう。その辺りのスクリプト・アプリケーションは同期対象から外しておいた方が無難です。

来るOS X 10.9 MavericksではKeyChainもiCloud経由で同期できるようになるみたい(少し難産になりそうな気配ですが…)なので、こういった環境の同期はどんどん進むのでしょう。
この次に同期したいのは、ホットキーですね。

iClouDrive.appを使って、ツールを同期する

DropBox経由のデータ同期に慣れてくると、データをサーバに上げる→サーバからデータをおろす→ローカルの所定の位置に移動する、といったクラウド以前のマニュアル同期の方法がとても面倒になってきます。
また、複数のマシンで作業をすることになると、環境を合わせることも結構な手間がかかることになります。
便利を知ると後戻りできなくなるということなのでしょうが、現時点で、作業環境が同期できないことは大きな苦痛となってきました。
最近の環境の修正で、クラウド経由で同期できるようになったことは、

  • iCloudの各種サービスの同期
  • 副次的にことえり辞書の同期

などですが、こうなってくると、ドキュメント系だけでなく作業環境も同期可能なものはないかと考え始めます。できればAdobe系のアプリケーションのプラグインなども同期できるとありがたいのですが、これはかなり面倒というか難しそうです。
少し手近なところで、mi.appの‘ツール’の同期から考えることにしました。

■mi.appの‘ツール’の同期

  • ‘ツール’フォルダをクラウドに置く
  • mi.appの‘ツール’フォルダがあるべき場所にはクラウド上の‘ツール’フォルダのシンボリックリンクを置く

この線で考えます。
クラウドは、レスポンスがよいところでないと同期のタイムラグが気になります。また、ファイル名で互換がとれないケースも考えられます。
SkyDrive、Norton Zone、Yahoo!Box、DropBox、iCloudをそれぞれ試みましたが、「㈰→①機種依存文字」「列反転1<->2」などのファイル名があると、DropBox、iCloud以外は同期がストップするかエラーアラートが出てそのファイルが除外されることになりました。
で、今回はiCloud経由とし、設定ツールにiClouDrive.app<http://www.zibity.com/icloudrive>を使ってみました。

e86d7iClouDrive.appは、‘~/Library/Mobile\ Documents/’に‘iClouDrive’というフォルダを作成して、データ同期を行うものです。アクセスを容易にするために、ホームディレクトリにシンボリックリンクが置かれます。

  • mi.appの‘ツール’フォルダを‘~/Library/Mobile\ Documents/iClouDrive’に置きました
  • mi.appの‘ツール’フォルダがあるべき場所、‘~/Library/Application\ Support/mi3/mode/Normal/’には‘ツール’フォルダのシンボリックリンクを置きました


結果OKです。