「Click, there it is!」は何処へ行った

OS 9では、オープン/セーブダイアログ内で、Finder上で開いているウィンドウをクリックすると、ダイアログ内のディレクトリがそのウィンドウへ移動するという「Click, there it is!」という機能拡張がありました。
その機能を取り込んで、オープン/セーブダイアログの機能を拡張した便利ものが‘Default Folder’で、OS Xになってからも「Click, there it is!」機能は維持され、不可視ファイルへのアクセスと併せて、‘Default FolderX’が手放せないと思う大きなポイントでした。
ところが、操作は若干異なりますが、ほぼ同等の機能をアップル自身が実装してしまっています。
オープン/セーブダイアログを開いた状態で、そのダイアログ内へ、Finder上の当該フォルダアイコンをドロップしてしまうのです。Finder上でそのウィンドウを開いている場合は、ウィンドウのタイトルバーにあるフォルダアイコンをドラッグして、オープン/セーブダイアログ内にドロップすることができます。

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「最近開いたフォルダ/ファイル」と連動したディレクトリジャンプなどの、‘Default FolderX’が持つ高機能性はありませんが、最低限の「Click, there it is!」もどきの機能はApple純正でまかなえるということです。

不可視アイテムにアクセスする

OS X 10.7 Lionからユーザドメインのライブラリフォルダが不可視設定となりました。Finder上でアクセスする方法はいくつかあります。
■ライブラリフォルダへのアクセス方法

  • 「移動」メニューの「フォルダへ移動…」から移動ダイアログを表示させ、‘~/Library’と入力する
  • メニューバーの「移動」メニューを、optionキーを押しながらクリックすると「ライブラリ」が項目表示される
  • システム環境設定のキーボードショートカット設定で、アプリケーションにFinder.appを設定し、メニュー項目名に「ライブラリ」を追加してキーボードショートカットを設定する
  • いっそ、不可視アイテムを見えるように設定してしまう→Cat_Invisible.appが便利です

などです。

Cat_Invisible.appを使えば、すべての不可視アイテムが見えるようになってしまうので便利な反面、タッチしない方がいいものまでタッチしてしまうという面もあります。

■アプリケーションから不可視アイテムにアクセスする—Default FolderXを使わなくなった理由の一つ
OS 9の時代から‘Default Folder’を使えば、オープン/セーブダイアログで、不可視アイテムを可視化してアクセスすることができました。OS Xでも‘Default FolderX’を使えばできるでしょう。
ところが、10.6 Snow Leopardから、アップル自身が、アプリケーションからオープン/セーブダイアログ内で不可視アイテムにアクセスする方法を提供するようになりました。
オープン/セーブダイアログ内で、コマンドキー(⌘)+Shiftキー+「.(ドット)」をタイプすれば、図のように不可視アイテムにアクセス出来るようになります。もう一度コマンドキー(⌘)+Shiftキー+「.(ドット)」を入力すれば、不可視アイテムは見えなくなります。トグルで切り替わる訳です。

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ShowPosixPathInTitle.appーウィンドウのタイトルバーにパスを表示する

Finderのウィンドウにパスバーを使用する方法についてのメモです。
Finderウィンドウのパスバー(Path Bar)は、OS X 10.5から実装されたものですが、使い方は、以下のサイトが詳細に記事にしていますので、ここではリンクを貼っておくだけに止めます。
<http://inforati.jp/apple/mac-tips-techniques/system-hints/how-to-use-the-macos-finder-path-bar.html>
<http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-397.html>

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非常によくできた機能で、ほとんど文句はないのですが、階層が深くなった時に若干じれったさを感じます。特に、POSIXパス表示になれたものとしては、痒くて仕方がない時があります。
そんなPOSIXパス中毒患者向けに、ウィンドウのタイトルバーにパスを表示する方法があります。

ターミナルから、

$ defaults write com.apple.finder _FXShowPosixPathInTitle -bool YES; killall Finder

($ 以下defaultsからコピー&ペーストしてください)
元に戻すのは、

$ defaults write com.apple.finder _FXShowPosixPathInTitle -bool NO; killall Finder

実行後、Finderが再起動されます。

■ShowPosixPathInTitle.app
ターミナルからたった1行のコマンドなのですが、ターミナルが苦手の方のために専用のアプリケーションを書きました。

■機能
Finder上で、ウィンドウのタイトルバーにPOSIXパス表示/非表示の切り替えをします。
非表示⇔表示の切り替えの際に、Finderを再起動しますので、画面がフラッシュします。また、ShowPosixPathInTitle.appは常駐してそのままでは修了しませんので、ダイアログ内の「Quit」ボタンをクリックするか、「esc」キーを打って終了してください。

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■ダウンロード
http://amstudio.sytes.net/amweb/ShowPosixPathInTitle.iso.zip
※ShowPosixPathInTitle.appの著作権は放棄いたしませんが、対価は不要です。自己責任で、自由にお使いください。
インターネット上のリンクは、作者への事前/事後の承諾は不要ですので、自由にリンクして下さい。
基本的に、再配布・転載は認めません。

■保証
動作に関する保証はいたしません。また、使用によって生じたと思われるいかなる損害に対しても、作者は一切責任を負い ません。使用は御自身の責任において行なってください。

Make_hybrid.appーhybrid iso形式ディスクイメージファイル作成アプリケーション

82b8f■機能について
Make_hybrid.appは、AppleScriptで書かれたアプリケーションです。
任意の場所にあるファイル/フォルダからディスクイメージファイル(hybrid iso形式)を作成します。
dmg形式のディスクイメージファイル作成ツールは機能豊富なものがいくつもありますが、ファイルシステムがHFS Plus/ISO 9660ハイブリッドフォーマットの.iso形式のものを簡単に作成するツールがあまり見当たらなかったので作成しました。その際に、処理対象のフォルダ内の「.DS*」「._*」ファイルが削除可能であれば、自動的に削除します。

■使い方
・ドラッグ&ドロップでの使用

(アプリケーションMake_hybrid.appのアイコンに、対象となるファイル/フォルダをドロップしてください)

・スクリプトメニューから実行する

ユーザースクリプトフォルダ(~/Library/Scripts/)内にMake_hybrid.appを入れておけば、メニューバー右側のスクリプトメニューから実行できます。ファインダ上で対象ファイル/フォルダを選択した状態で、スクリプトメニューからMake_hybrid.appを実行してください。

■オプション
同時に複数のファイルフォルダを選択して処理を実行させることができます。

■Gooey Gadgets.app
ディスクイメージファイル(iso形式)作成中の待機画面を、‘Gooey Gadgets.app’ version 0.3.9を使用することで、プログレスバー表示させることにしました。
(‘Gooey Gadgets.app’ version 0.3.9 の著作権はSimon Brown氏にあります)
‘Gooey Gadgets.app’ version 0.3.9が起動する際に、次のダイアログが表示されることがあります。OS X のセキュリティ保護システムによる警告で、「開く」をクリックしてください。

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■ダウンロード
http://amstudio.sytes.net/amweb/Make_hybrid2.iso.zip
※Make_hybrid.appの著作権は放棄いたしませんが、対価は不要です。自己責任で、自由にお使いください。
Make_hybrid.appの使用に関して、作者はいかなる責任も負いません。
インターネット上のリンクは、作者への事前/事後の承諾は不要ですので、自由にリンクして下さい。
基本的に、再配布・転載は認めません。

■保証

動作に関する保証はいたしません。また、使用によって生じたと思われるいかなる損害に対しても、作者は一切責任を負い ません。使用は御自身の責任において行なってください。

Cat_Invisible.app

6e1adCat_Invisible.appは、AppleScriptで書かれたアプリケーションです。これも、TrashBoxPlus.appと同じように旧作の復活版です。

■機能
Finder上で、ファイル/フォルダの不可視アイテムの表示/非表示を切り替えます。
非表示⇔表示の切り替えの際に、Finderを再起動しますので、画面がフラッシュします。また、Cat_Invisible.appは常駐してそのままでは修了しませんので、ダイアログ内の「Quit」ボタンをクリックするか、「esc」キーを打って終了してください。

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■その他
Lionあたりから、オープン/セーブダイアログ内で不可視アイテムの表示/非表示をキーボードショートカットで切り替えられるようになって、Finder上で不可視アイテムの表示/非表示の切り替えはそれほど必要な機能でもなくなった気がしますが、それでも旧作のCat_Invisible.appの需要はあるようで、かなりの頻度でサーバアクセスがあるので、この際、再コンパイルしたものをちゃんとダウンロードできるようにした次第です。

■ダウンロード
http://amstudio.sytes.net/amweb/Cat_Invisible.iso.zip
※Cat_Invisible.appの著作権は放棄いたしませんが、対価は不要です。自己責任で、自由にお使いください。
インターネット上のリンクは、作者への事前/事後の承諾は不要ですので、自由にリンクして下さい。
基本的に、再配布・転載は認めません。

■保証
動作に関する保証はいたしません。また、使用によって生じたと思われるいかなる損害に対しても、作者は一切責任を負い ません。使用は御自身の責任において行なってください。

Get_Path.app

86075Lion、Mountain Lionでファイル/フォルダのパスを取得する手段が余りないことに少し慌てました。
調べてみると、Get File Path.actionがまだ生きているようなのですが、複数項目の区切りがカンマか空白しか選べない点など使い勝手が微妙にナニなので、この際、休眠中の旧作Get_Path.appを復活させた次第です。

■使い方

  • スクリプトメニューに入れて、ファインダで対象項目を選択した状態で、スクリプトメニューからGet_Path.appを実行する。
  • ドラッグ&ドロップに対応していますので、対象項目をGet_Path.appのアイコンにドロップする。
  • ウィンドウのツールバーに登録して、そのアイコンの上に対象項目をドロップする。
  • ウィンドウ内で対象項目を選択し、ウィンドウのツールバーにあるGet_Path.appのアイコンをクリックする。

上記のいずれの方法でも使用できます。
また、Automatorのワークフローで、「Finder項目を開く」へファインダの選択項目を引き渡して、サービスメニューから呼び出すという使い方もできます。

■パスの種類
図のように3種類の形式でパスを取得できます。

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複数項目を対象でできます。その場合は、項目の区切りは「改行」になります。

■ダウンロード
http://amstudio.sytes.net/amweb/Get_Path.iso.zip
http://hp.vector.co.jp/authors/VA031742/amweb/Get_Path.iso.zip
※Get_Path.appの著作権は放棄いたしませんが、対価は不要です。自己責任で、自由にお使いください。
Get_Path.appの使用に関して、作者はいかなる責任も負いません。
インターネット上のリンクは、作者への事前/事後の承諾は不要ですので、自由にリンクして下さい。
基本的に、再配布・転載は認めません。

■保証
動作に関する保証はいたしません。また、使用によって生じたと思われるいかなる損害

Quasi_Launcher.appについていくつかの質問がありました

4d228Quasi_Launcher.appは、Pseudo.app<https://www.macupdate.com/app/mac/5620/pseudo>が10.7以降では使えなくなったため、root権限で任意のアプリケーションを起動するために書いたものです。

■質問事項

・$ sudo open /Application/SampleApp.app ではないのか?

違います。‘sudo open /Application/SampleApp.app’では、管理者権限でSampleApp.appを開いたのであって、SampleApp.appが管理者権限で起動しているわけではありません。

・Quasi_Launcher.appでSampleApp.appを起動した場合、Quasi_Launcher.appが終了できないのだが?

Quasi_Launcher.appは、SampleApp.appが終了すれば自動的に終了します。

Quasi_Launcher.appのインターフェースは少々使いにくいものなのかもしれません。バージョンアップの機会があれば、使い勝手の部分を見直すことになるかもしれません。
m(_ _)m

■余談
8c18b2007年頃、Pseudo.appに変わるものを探したのですが発見できませんでした。いくつかの質問をいただいたことをきっかけに今回検索をかけてみたところ、LaunchAsRoot<https://www.macupdate.com/app/mac/38617/launchasroot>というそのものズバリの名前のアプリケーションを見つけました。
使ってみたところ、Pseudo.appに準じたインターフェースで、分かりやすいものでした。Pseudo.appのように設定ファイルを保存できるようにはなっていない点が少し残念なところです。
このLaunchAsRootも試してみるとよいでしょう。

Quasi_Launcher.appーPseudoに感謝しつつ

bd83e 2000年にリリースされた「Pseudo」は偉大でした。過去形なのは、これがPPCアプリケーションで、Rosetta環境なしではインテルマックでは動かないので、10.7Lion以降、私の環境では使用できなくなってしまったのです。

手元にあるPseudoは2002年のver. 1.2.3で、OS X 10.2の時だったはずです。
「Pseudo」は、管理者権限でアプリケーションを開くことができるツールで、一般的には‘root’権限で作業をする必要はあまりないのですが、システム関連フィルの操作などではしばしば必要となります。
私の場合は、Pureftpdなどの厄介なアプリケーションを立ち上げる時にはほぼ必ず使っていました。
そこで、仕方なく書いたのが、「Quasi_Launcher.app」です。

■使用方法
4d228Quasi_Launcher.appアイコンの上に、管理者権限で起動したいアプリケーションのアイコンをドロップします。これで対象アプリケーションが登録設定されます。
次に、Quasi_Launcher.appが立ち上がる際に、管理者権限のパスワードを聞いてきます。パスワードをいれてください。
次回からは、Quasi_Launcher.appをダブルクリックするだけで、登録されたアプリケーションが管理者権限で起動します。(Quasi_Launcher.appの名前を分かりやすいものに変更しておくといいでしょう。例えば、‘muCommander_Launcher’などと)
管理者権限で起動したいアプリケーションが立ち上がってきます。(対象アプリケーションが起動している間は、Quasi_Launcher.appも立ち上がりっぱなしになります)
対象アプリケーションを終了すれば、自動的にQuasi_Launcher.appも修了します。
Quasi_Launcher.appアイコンの上に、管理者権限で起動したいアプリケーションのアイコンをドロップすると、ドロップされたアプリケーションに登録対象が切り替わります。
■オプション機能
・Quasi_Launcher.appアイコンの上にテキストファイルをドロップすれば、管理者権限でテキストエディタが立ち上がり、そのテキストファイルを開きます。システム関連のテキストファイルを編集する際には便利です。

■ダウンロード
http://amstudio.sytes.net/amweb/Quasi_Launcher.iso.zip
http://hp.vector.co.jp/authors/VA031742/amweb/Quasi_Launcher.iso.zip
※Quasi_Launcher.appの著作権は放棄いたしませんが、対価は不要です。自己責任で、自由にお使いください。
Quasi_Launcher.appの使用に関して、作者はいかなる責任も負いません。
インターネット上のリンクは、作者への事前/事後の承諾は不要ですので、自由にリンクして下さい。
基本的に、再配布・転載は認めません。

■保証
動作に関する保証はいたしません。また、使用によって生じたと思われるいかなる損害に対しても、作者は一切責任を負い ません。使用は御自身の責任において行なってください。

AppleScriptに対応していないアプリケーションへファインダー項目を引き渡す方法

そもそもAppleScriptに対応していないアプリケーションへ処理したいアイテムを渡す方法ってあるのでしょうか?
ドラッグ&ドロップに対応していれば、直接ドロップというのが普通ではありますが、ここでは、なんとかスクリプトメニュー経由か、キーボードショートカットで起動したいと思うのです。無精なことに。
具体的にいうと、GoodBackgrounds.appというデスクトップピクチャーの設定時にその画像の背景処理を行ってくれるフリーのアプリケーションがあって、これで指定したフォルダの中の画像をランダムに切り換えたいと思っていました。

画像フォルダの中の画像ファイルをランダムに選択して

GoodBackgrounds.appへ引き渡す

この連結の部分が、AppleScriptでの処理に執着しているとどうしても分からなかったのですが、冷静に考えてみるとOS XにはAutomatorという便利なものがあることに気づきました。
Automatorのワークフローの中に、AppleScriptを挟み込めば何とかなりそうだと思って、次のように作ってみました。

画像
結果、大正解。

TrashBoxPlus.app

trashboxplus_iconデスクトップに置くゴミ箱。
TrashBoxPlus.appは、OS 9時代のゴミ箱機能を再現したものです。
デスクトップ上に置いたTrashBoxPlus.appのアイコンの上に、ファイル、フォルダ、光ディスク、USBメモリ、ハードディスクなどのアイコンをドロップしてください。
イジェクトできるものはイジェクトし、ゴミ箱へ入れられるものはゴミ箱へ入れます。
TrashBoxPlus.appアイコンをダブルクリックした際には、ゴミ箱を開きます。

■ダウンロード
http://amstudio.sytes.net/amweb/TrashBoxPlus.iso.zip
http://hp.vector.co.jp/authors/VA031742/amweb/TrashBoxPlus.iso.zip
※TrashBoxPlus.appの著作権は放棄いたしませんが、対価は不要です。自己責任で、自由にお使いください。
インターネット上のリンクは、作者への事前/事後の承諾は不要ですので、自由にリンクして下さい。
基本的に、再配布・転載は認めません。

■保証
動作に関する保証はいたしません。また、使用によって生じたと思われるいかなる損害に対しても、作者は一切責任を負い ません。使用は御自身の責任において行なってください。