言語環境を’en’にしてみると、都合のいいことも悪いことも…

OS Xは最初のバージョンが出てきたときから、マルチランゲージと言われていました。
確かにそれぞれの言語ごとのパッケージではなく1パッケージに複数の言語環境がパッケージされていましたから、各言語ごとに異なるパッケージを購入する必要がないということは素晴らしいことでした。
しかし、実際に、例えば‘en’環境の下で‘日本語’アプリケーションを使おうとすると、メニューなどのUIが追随しなくて正常に動作しないものや、インストール時に‘日本語’を選べないアプリケーションが多くありました。
まがりなりにも‘マルチランゲージ’と言えるのはFinderとInputMethodくらいしかないじゃないかと悪態をつきたくなるような状態が結構長く続いたので、OS X 10.6, 7くらいまではそれなりに試してがっかりを繰り返したのですが、その後、諦めきってしまったのでわざわざ‘en’環境にしてみることもなかったのです。
ところが、ついうっかりOS X 10.10 Yosemiteに切り替えてしまって、余りのメモリ使用に関して”富豪主義”というか”大喰らい”というか、あればあるほど喰らうんだねえおまえはと言いたくなる有様にうんざりしてしまったので、ものは試しで‘en’環境にしてみました。

en1

うん、ちゃんとマルチランゲージだわ。Finderだけじゃないですね。
Adobe系のアプリケーションがきちんと動作することにはびっくりしました。(なんと、CS3がまともに動作します)

そもそも、Photoshop、Illustratorなどは英語マニュアルで覚えましたので、変なローカライズメニューの方が辛かったりします。

設定した言語と地域の情報は、‘~/Library/Preferences/.GlobalPreferences.plist’にそれぞれ‘AppleLanguages’、‘AppleLocale’キーとして保存されます。
それぞれのアプリケーションは、‘AppleLanguages’キーを読んでUIエレメンツを差し替える仕組みのようです。

■言語環境を’en’にしてみて、都合が良かったこと
数値データとして裏打ちできないのですが、確実に起動時と運転時のメモリ使用量が減ってきます。
日本語リソースがどの程度キャッシュされるのか、比較データを示せないのが残念ですが、クールブートしたときのメモリ使用量が明らかに減って来るのと、その後の変化を見てみても‘ja’環境よりはメモリ使用量が減っています。

■出てきた不具合
幾つかのアプリケーションで、‘en’環境では不具合が出るものが見つかりました。

  • Safariの不具合

Firefoxなどと異なって、Safariはアプリケーションサイドでの言語設定ができません。

en2

図は、確認くんのページですが、赤線の部分のように‘en-us’と表示されます。
従って、ブラウザの言語設定を読んで、ログイン制限をかけているサイトではアクセスできない所が出てきます。
私の場合も、プロバイダのログイン画面から先に進めなくなってしまいました。
対処としては、言語設定を変更できるFirefoxなどのブラウザに切り替えるという手があります。
もう一つは、Safariの言語設定を強引に切り替えるという方法もありでしょう。
探してみたところ、‘default write…’でSafariの言語設定を書き換える方法がみつかりました。

$ defaults write com.apple.Safari AppleLanguages -array ‘ja’

‘~/Library/Preferences/com.apple.Safari.plist’ファイルに‘AppleLanguages’を書き加えるという手法です。

設定を元に戻すのは、

$ defaults delete com.apple.Safari AppleLanguages -array ‘ja’

で、システム側の言語設定に切り替わります(アプリケーションの再起動は必要です)。

  • mi.appの「ツール」コマンドの不具合

‘<<<TRANSLITERATE-REGEXP-SELECTED()’が正常動作しなくなりました。()の中に文字種変換のフィルタ名を挿入して使うのですが、英語名で入れても動作しません。(ver. 3.0.0b8)
ここは諦めて(素直に)mi.appの言語設定を書き換えることにしました。
方法はSafariと同じようなことです。

$ defaults write net.mimikaki.mi AppleLanguages -array ‘ja’

‘~/Library/Preferences/net.mimikaki.mi.plist’ファイルが対象です。

これは、‘defaults write…’ではなく‘plutil’コマンドを使うこともできます。
例えば、こんな風になります。

$ plutil -insert ‘AppleLanguages’ -xml ‘ja’ ~/Library/Preferences/net.mimikaki.mi.plist

通常使用時には、システムの言語設定を読んでいますので、‘AppleLanguages’キーを‘~/Library/Preferences/net.mimikaki.mi.plist’ファイルは持っていないので、オプションは‘-insert’でOKです(書き換えの場合は‘-replace’でないとエラーとなります。‘defaults write…’の方が間違いがないでしょうね)。

設定を元に戻すのは、

$ defaults delete net.mimikaki.mi AppleLanguages -array ‘ja’

で、システム側の言語設定に切り替わります(アプリケーションの再起動は必要です)。

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