iCloudのBookmark同期とは異なったもう一つのBookmark管理方法—1

iCloudサービスが始まってから、SafariのBookmark同期は本当に便利です。SafariのBookmark同期サービスが始まる前までの、あの苦労は何だったのかという思うくらいです。同じApple IDでログインしている限り複数のOS Xマシン、iOSデバイス間でSafariのBookmarkが同期されます。
このBookmark同期とiCloudタブを合わせると、これ以上は必要ないのではと思わせるほどですが、なかなか、人の欲望はきりがないものです。
というのは、追加/削除、更新が頻発するBookmark群が発生するのです。短期的なプロジェクトごとのBookmarkや、ウィッシュリスト集などがそれで、頻発する変更作業をSafari上で編集・加工するのは結構面倒。
そこで、気になる商品をWebでピックアップしている裡に思いついたのが、ウェブロケーションファイルを保存する方法です。

■ウェブロケーションファイル
OS XのSafariでウェブロケーションファイルを作るのは簡単です。
Safariで任意のサイトのページを開いた状態で、ウィンドウ丈夫のアドレスバーの左の小さな地球のアイコン(あるいはそのサイトのFavicon)をドラッグして、デスクトップでもその他のディレクトリでもいいので適当な場所へ、その小さなアイコンをドロップすれば「.webloc」という拡張子を持ったウェブロケーションファイルができあがります。この「.webloc」ファイルをダブルクリックすれば、そのサイトがSafariで開きます。
Safariのブックマークメニューやブックマークバーからプルダウンしてサイトを開くよりも直感的でもあります。
また、この「.webloc」ファイルはFinder上で、通常のファイルと同じように管理(検索、移動、並べ替えなど)できるので、1ファイル<->1サイト対応のショートカットとして便利です。
そして、この「.webloc」ファイルをカテゴリごとにフォルダ管理し、そのフォルダをDropboxなどのCloudストレージに置く。こうすれば、複数のマシンからアクセスできるだけでなく、iOSデバイスからも利用できそうです。
ここまで考えて、いろいろと試してみました。

■「.webloc」ファイルは1種類ではない
Safariと同じように、Firefox、Google Chromeでもウェブロケーションファイルは同じような操作で作成できます。拡張子も「.webloc」で同じです。
ところが、SafariとFirefox、Google Chromeで作成される「.webloc」ファイルは、ファイルの構造が違っています。
Safariの作る「.webloc」ファイル

cc2d9

Firefox、Google Chromeが作る「.webloc」ファイル

f1bbc

Firefox、Google Chromeが作る「.webloc」ファイルはきれいな(?)xmlファイルですが、Safariの作る「.webloc」ファイルはバイナリ形式のplistファイルで、先頭の文字列‘bplist’がこれを表しているようです。このバイナリ形式のplistファイルは、一般のテキストエディタで開くとコントロールコードを含んだまま開いてplistと同じようには扱えません。
(しかし、TextWrangler.appであればXML形式のplistファイルとみなして開くことができます。編集後、保存の際にはバイナリ形式のplistファイルとして保存することができるようです)

■ウェブロケーションファイルにはもう1種類ある
ややこしいことに、ウェブロケーションファイルにはもう1種類「.url」ファイル形式があります。
この「.url」ファイルはWindows環境と互換性があり、Windowsマシン上で1ファイル1サイト対応のショートカットとして使用できます。
Safariが世に出る前は、Macintoshの標準ブラウザはIEでした。IEで、SafariやFirefox、Google Chromeと同じような操作で作られるウェブロケーションファイルはこの「.url」ファイル形式だったのですが、残念ながら現時点では簡単に作成する方法がありません。
2006年頃には、WeblocMakerという名前のアプリケーションで、URLを入力すればMacintosh/Windowsそれぞれの形式でインターネットロケーションファイルを作成できるものがあったのですが、Intel版が作成されることはなく消えてゆきました。

「.url」ファイルは図のように、単純なテキスト形式で、

618ce
[InternetShortcut]
URL=http://www.google.co.jp/

という記述形式となっています。

■「.webloc」ファイルと「.url」ファイル
「.webloc」ファイル、「.url」ファイルはどちらもOS Xマシン上では同じように動作します。
WindowsマシンとのBookmark同期を考慮すれば、「.url」ファイルを選択するしかありません。
では、「.url」ファイルをどのように作成するのか、ということになるのですが、その前に、Cloudストレージ上に「.webloc」ファイルと「.url」ファイルを置いた場合に、iOSデバイスからのアクセスがどうなるのかいくつかチェックしてみました。

・SugarSync

「.webloc」ファイル、「.url」ファイルともにSugarSync内では単なるファイルの扱いで、その他のアプリケーションで開く、という流れで使うほかないようです。

・SkyDrive

Sugarsyncとほぼ同様ですが、その他のアプリケーションで開くためには1ステップ工程が多く必要になります。

・Norton Zone

期待しているCloudストレージですが、現時点で日本国内のアップルストアからはiOSアプリケーションがダウンロードできない状態なので、チェックできません。

・Yahoo!ボックス

「.webloc」ファイル、「.url」ファイルともに“対応していないフォーマットです。”というダイアログが出るだけで、その他のアプリケーションで開くという選択肢もありません。もうちょっとどうにかなってほしいところです。

・DropBox

さすがの真打ちです。「.webloc」ファイル、「.url」ファイルともに内部のテキストを直接表示します。

「.webloc」ファイルでは、Safariのもの、Firefox、Google Chromeのものどちらもテキストエディタで開いた状態に表示しますが、リンク機能としては、両者とも文字列の末尾にゴミがつきやすく、そのままではリンクエラーを起こしてしまうケースが多発します。
「.url」ファイルでは、問題なくリンクが機能します。

結論として、DropBox内に「.url」ファイルを置けば、OS Xマシン、Windowsマシン、iOSデバイスいずれの環境からでも同じBookmarkが使えるということになります。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中